22nd Aug.2012"Kawana-beach"

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Oplegnathus fasciatus (Temminck et Schlegel, 1844)[Oplegnathidae]
Abudefduf vaigiensis (Quoy et Gaimard, 1825)[Pomacentridae]
Stephanolepis cirrhifer (Temminck et Schlegel, 1850)[Monacanthidae]

梅雨明け十日ならぬ、梅雨明けからそろそろ一ヶ月が経過しそうだというのに、連日の猛暑日である。加えて太平洋高気圧の影響で南西風が続き、オマケに黒潮の接近で海水温は軒並み27℃超、透明度が上がらない理由がない…はずだったのだが…

久しぶりの川奈である。前回がいつだったか全く覚えていない。昨今、毎夏お目見えする「アオウミガメ」は今年はなんと、四個体居着いているという、女房の休みはわずか一日、となれば「川奈で決まりだね!」とここまでは良かったのだが…

一本目:エントリー直後「こんなハズではなかった!」というくらいの白い海が広る。まあ僕的には「夏の伊豆なんてこんなモンさ」感もあるが、収まらないのは、なけなしの休みをとった女房…

耳が抜けないの、体調が悪いの何からかんから言い訳を積み上げては浅場から動こうとしない。まあ、この日は強烈なオキダシ(離岸流)で、あっという間に流されるとあっては仕方ないかもだけど…せっかくカメ探しに来たのに、ソラスズメダイすら疎らという有様では…愚痴も出るわな…
散々な一本目が終わり、お互い言葉も少ない。車で30分の距離にありながら「何でこんな日に当たるの…」というカンジだよね(トホホ。。。

二本目:僕だってガイドじゃないんだから「潜れない、サカナいない、写真撮れない」では収まらないので、一計を案じる。まず第一水中ブイ(水深、約7m)へ移動、はじめは手前の水深約5m付近でスタティック(静的閉塞潜水)の練習。

これ実は結構面白い。スキンダイビングではサカナを散らしてしまうことが多いんだけれども、スタティックで一分も頑張ってると、あちこちからサカナが集まってくる。なるべくエア持ちがいいように、頭をボーっとさせるのがコツだ。
これを一回2~3分で徐々に深場へ誘導する。耳抜きの苦手な人はガイドロープ沿いに三回くらいに分けて深場へ移動していくといい。3m、5m、7m…みたいなカンジで各ポイントで10秒くらい留まると効果的だ。これを10本くらいやると、浅場のフィッシュウォッチングにとても余裕ができる。

その後、女房には「浅場で遊んでて」と、僕自身は「ディープやってくるね」とだけ言い残しビーチ奥へ向かう…写真は、ビーチ奥のブイについていた連中。イシダイ、カワハギ、ワカシのちびっ子に、オヤビッチャなど、なかなか賑やかな夏の風物詩だ、こいつらをジャッジがわりに深場にトライする…

ビーチ奥のブイには、一箇所だけ艫綱がついており、こいつが砂地(18~25m)に伸びているので、今日みたいに透明度が悪い日でも比較的安全に深場へのトライが出来る。リラックスして大きく一息、ロープ沿いに深度を稼ぐ…

ロープは、およそ10mくらいから急激に沖側へ流れているが、そこからはロープを離れて垂直(とおもわれる)方向へ離脱、この辺りから水温が急激に下るが、構わず砂地へタッチして上方を確認し、ターンする。浮上はいくぶん余裕があった。水深計は18.6mを指している、おそらくSeasonBestだ、今日のコンディションとしては大納得である。

浅場へ戻って、女房と合流。水深3~5mくらいで散々遊んだらしい。口中保育中のクロホシイシモチやら、アオリイカのベビーやら、季節ネタのハナシを沢山してくれた。うんうん、そこそこ楽しめたんだね…

最高の海とはいかなかったけれども、悪い海、悪いコンディションでも楽しみ方はあるってことを少しだけ分かってもらえたかも?まだまだ暑い夏は続く。。。

18th Aug.2012"Kotoga-hama"

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Dascyllus trimaculatus (Ruppell, 1829)[Pomacentridae]

副題:タダイマ コトガハマ

※写真は、サザエ根のミツボシクロスズメダイ。この夏の天候不良で死滅回遊魚の繁殖が心配されたが、季節ネタは確実に増えている…

最後に琴ヶ浜で潜ったのはいつだっただろう?ふむふむ、今年の6月上旬かぁ…毎週のように通っていた時代を思えば遠い昔のようにも思える…
この日は、フリーダイビングの講習会に参加するウチの奥さんのサポート、講師は世界選手権 銅メダリスト平井美鈴さん、僕が所属する東京フリーダイビング倶楽部の大先輩だ。

Pterois lunulata Temminck et Schlegel, 1844[Scorpaenidae]
Halichoeres poecilopterus (Temminck et Schlegel, 1846)[Labridae]

この日の講習は水深約12mへロープをセットして行われた。
残念ながら、水面と潜行風景はまともな写真が撮れなかったので、ボトムに寄ってきたミノカサゴとキュウセンの写真でお茶を濁そう…ちなみに、この子たちを見ることができたのは、僕と講師の平井さん、そしてウチの奥さんだけであった?

フリーダイビングって?

一言で言えば「一息でどのくらい潜れるかを競うスポーツだ。競技性を楽しむことも出来れば、スキンダイビングの基礎トレーニングとしても好適で、仮にフリーダイビングで20mに潜れれば、スクーバダイビングで得られる楽しみの殆どは、タンクを背負わずに出来るといってよい。
また多くのフリーダイビングのインストラクターは、スクーバダイビングのインストラクターカードも合わせ持っている。

ここで一言、人間は水中では生きられないので「全ての水中スポーツ・レジャーには一定の危険が伴い、フリーダイビングも例外ではない」が、ことフリーダイビングの場合は安全管理が徹底されているので、死亡・重症事故が起こる事は稀であり、少なくとも僕が始めたこの三年間で、フリーダイビングが原因で死んだという話は聞いたことがない。(※スノーケリングや、スクーバダイビングで死んだハナシはいくらでも聞くけどね)

このスポーツ、目下のところ我が国では、指導団体に所属して練習会や記録会に参加するしかないため、競技人口は極めて少ない。ちなみに、僕のマイナースポーツ遍歴は、登山→クライミング→ボルダリング→スキンダイビング→フリーダイビングだが、この中でも、フリーダイビングのマイナー度はダントツだろう;;;

フリーダイビングの競技人口が少ない点については、前項で述べた「間口が狭い」問題に加えて「お金がかかる」という問題がある。倶楽部に所属している僕でも、一回の練習に5000円~6000円はかかる。船の準備、操船、アンカリング、ロープのセット~撤収、後片付けまで全部やってこの値段だ。況や、すべてを主催者おまかせで行う講習会では万単位の出費となる場合もある。気軽に始められる金額ではない…
(※下記は、平井美鈴さんの講習会…トップアスリートが主催する講習会としては格安である!
http://mimidive.com/fdlesson.html

費用が高いのは、指導する側の人出不足が挙げられる。フリーダイビングを教えるとなれば、身一つで30mに潜り、それ以上の水深から浮上する選手のサポート(セキュリティという)が務まれなければならない。ここで日本のレベルは、と言えば…セキュリティが務まる=トップアスリートというのが現状なのだから…

以上は、まあ、20mそこらでウロウロしている僕が言うべきことではないのだけれども、日の丸背負ってる代表選手が世界選手権の飛行機代自腹だったり、選手村どころかキャンプ(食料は海から自力で調達)しながら競技参加という悲惨な状況を聞かされている身としては、微力なりとも力になりたいと思うところである(のでこれからも、たまーにウラ話を書くね^^)。

ともあれ、なでしこだって、オリンピックで銀メダル獲ってやっとビジネスクラス…マイナースポーツって、意外なところでお金がかかるんだよ…